夏は長いですが、甘い果物の季節は儚いものです。その風味を閉じ込める手作りフルーツリキュール作りに最適な時期です。
毎年、儚い甘みを保存するために数瓶の果実酒を仕込むことが、夏を楽しむ儀式になりました。何度も作るうちに、万能フルーツ酒のレシピを編み出しました。

氷砂糖と果実を層状に重ねるシンプルで美しい配置は、甘みが酒に溶け出し、夏全体の甘さを閉じ込める調和を生み出します。
手作りの微酔いを求める気持ち以上に楽しいのが浸漬プロセスです。氷砂糖が溶けて微細な泡を放出し、酒に漬かった楊梅は柔らかく膨らみ、鮮やかな赤色が滲み出ます。サクサクの杏は夏の最も鮮やかな黄色へと変わり、ライチの瓶は乳白色の海へと変化します。
3ヶ月の待機期間中、酒の中で日々変化する小さな甘い果実を見守るのは、子供の成長を見守るような気持ちです。老いた父親も思わず愛おしくなるこの喜びを、皆さんにも体験していただければと思います。
30度の酔いと70%の果実の甘みが混ざり合い、夏と共に発酵していきます。
万能フルーツ酒レシピ
楊梅酒
1、新鮮な楊梅500gを洗い、キッチンペーパーで水気を拭き取り、風通しの良い日陰で完全に乾燥させる

2、食品用消毒剤で瓶を殺菌(重要)し、水洗い後完全に乾燥させる。清潔な油分のない2L容器に氷砂糖250gと楊梅500gを交互に重ねる。アルコール度数16-40度の酒類約1Lを注ぐ
アルコール度数が高いほど腐敗リスクが低く、長期保存可能

3、密閉して涼しい乾燥場所で3ヶ月間熟成


杏酒
1、新鮮な杏500gを洗い、ヘタを取り除く

2、乾燥した杏を半分に切り、種を取り除く
<!– wp:image {"id":6720,"width":"688px","height":"auto","sizeSlug":"full","linkDestination":"3、消毒済みの無油の2L容器に氷砂糖250gとアンズ500gを交互に重ね入れます。アルコール度数16~40度の酒類約1Lを注ぎ、密閉して涼しい乾燥した場所で3ヶ月保存します。


ライチ酒
1、新鮮なライチ500gを洗って皮をむきます

2、消毒済みの無油の2L容器に氷砂糖250gとライチ500gを交互に重ね入れます。アルコール度数16~40度の酒類約1Lを注ぎ、密閉して涼しい乾燥した場所で3ヶ月保存します

三十度の酔いが、果実の甘み七分と混ざり合い
夏と共に発酵させていく