2019年12月8日、アメリカの有名ラッパー兼ソングライタージュース・ワールドが21歳の若さで発作により急逝した。彼の音楽への貢献を称えるため、2021年からシカゴで毎年「ジュース・ワールド・デイ」が開催されている。今年は11月30日に4回目のイベントが行われた。
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(ジュース・ワールド)
恒例となったアーティスト招待パフォーマンスで今年注目を集めたのが、アンダーグラウンドラップシーンの新星デイブ・ブランツだ。しかし彼のパフォーマンスは複数の理由で物議を醸すこととなった。
デイブ・ブランツとは?
デイブ・ブランツ(本名デイビオン・ブレッシング)はアイオワ州出身の23歳。6歳で作詞を始め、18歳で仕事を辞め音楽活動に専念。過激な性的表現や薬物描写、浮気された経験などトラウマを歌詞に昇華するスタイルで知られる。2023年初頭、ラッパーリル・ヨットの推薦でTikTok広まったシングル『The Cup』がバズり、アンダーグラウンドシーンで名声を獲得。レーベル契約後、デビューアルバムをリリースした。
しかし音楽的才能以上に注目されるのが226kgの体重だ。心不全を患い歩行訓練が必要になるなど健康悪化が深刻で、ファンから懸念の声が上がっている。
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(デイブ・ブランツ)
先月にはスヌープ・ドッグも懸念を表明。インスタグラムでブランツの『The Cup』パフォーマンス動画を共有し「若造、手羽先とポテトをやめろ!この調子じゃ椅子が持たないぞ」とコメントした。
酸素ボンベを携えたステージ
イベント1週間前まで入院していたブランツは、酸素ボンベを携えて登場。懸命にパフォーマンスする姿に観客は衝撃を受けた。スヌープ・ドッグへの反論「毎日命がけで戦ってるのに理解できるか?」と激しい口調で応酬した。
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(酸素ボンベを携えるブランツ)
恋人との公開にファン困惑
イベントでは「唯一の真実の愛」と称する女性と手をつなぐ姿が目撃された。スリムな女性との体格差が話題となる中、SNSに投稿されたソファ写真ではブランツの体重で家具が壊れるのではと心配の声が噴出。
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(恋人とされる女性)
ファンからは「金目当てでは」「あと2食で命終わるのに恋愛どころじゃない」と女性の真意を疑う声が続出。健康管理が最優先課題と指摘される中、ブランツが減量に本腰を入れるかが注目されている。