サバのユニークな魅力をご紹介する前に、まずは頻繁にセットで登場する3つのキーワード「サバ州」「コタキナバル」「センポルナ」の位置関係を整理しておきましょう。
サバ州: マレーシア東部に位置する州で、豊かな自然美で知られています。
コタキナバル: サバ州の州都で、現地では「KK」の愛称で親しまれています。 
センポルナ: サバ州南部の行政区。のんびりとした雰囲気が特徴で、オフシーズンには格安航空券が手に入ります。
トゥンク・アブドゥル・ラーマン海洋公園 vs タロ島
トゥンク・アブドゥル・ラーマン海洋公園が人気を集める中、ガヤ島北東6kmに位置するタロ島は隠れた宝石です。かつては注目されていませんでしたが、近年観光開発が進んでいます。
島全体が緑豊かな熱帯雨林に覆われ、控えめな砂浜はリラクゼーションに最適です。美しいビーチを散策するもよし、シュノーケリングや海水浴を楽しむもよし、パラセーリング、フライフィッシング、水中散歩、ジェットスキーなどのマリンスポーツに挑戦するもよし、常にワクワクする体験が待っています。
マヌカン島：人魚の楽園
コタキナバル北東80kmに位置するマヌカン島（旧称マンタナニ）は、野生のジュゴンが生息することから「人魚島」と呼ばれています。美しいビーチ、洞窟、透き通った海が、忘れられない体験を約束します。
透き通った海に潜って水中世界を探検したり、クマノミと触れ合ったり、カヤックに乗って絶景を撮影したり。日没時には空が炎のような色に染まり、完璧な夕日ショットが撮影できます。
ホタル川＆マングローブ林
コタキナバル観光
キナバル山：聖なる頂
標高4,095メートルを誇るキナバル山はボルネオ島最高峰です。地元住民はこの山を死後魂が昇る聖地と崇め、「聖山」の名が付きました。2000年にはユネスコ世界遺産に登録され、マレーシア初の世界遺産となりました。
ハイキングやパラグライダー、牛や羊が放牧される高原牧場の訪問が人気です。子牛や子羊への手餌やり体験や、高原で作られたアイスクリームの試食も楽しめます。
登山後の疲れを癒すなら、北東43kmに位置するポーリング温泉がおすすめ。硫黄泉が筋肉痛を和らげてくれます。
ポーリングの吊り橋も必見です。全長160メートル、地上41メートルの高さを誇り、一歩ずつ進むごとにスリル満点の景色が広がります。
キウル川：最長のホワイトウォーターラフティング
キナバル山麓を流れるキウル川では、スリリングなラフティングが体験できます。サバ州最長の15km以上に及ぶコースは全年齢向けで、家族連れに人気のアクティビティです。
水上モスク：現代と伝統の融合
コタキナバルの水上モスクは比較的新しい建造物ながら、水に浮かぶ独特のデザインが特徴。静謐で絵のような景観から、瞬く間に人気観光スポットになりました。
プー・トー寺院：中国文化の一片
観音菩薩の巨大像を擁するこの寺院では、白玉彫刻の美しい中国風乙女像が見もの。精巧な彫刻は高度な職人技を示し、建材も中国から輸入されました。
ウィンドワードの果樹園：有機栽培トロピカルフルーツの味覚体験
ドリアン、マンゴスチン、ランブータン、ランサット・タラップ（サバ州のフルーツ）、ジャックフルーツなど、多様な有機栽培トロピカルフルーツを探検しながらフレッシュジュースを楽しめます。この地域の豊かな農業遺産を発見する素晴らしい方法です。
ローカルグルメ：蟹ビーフンとラクサ
サバ州旅行で地元の名物料理を味わわずして完結はありえません。特製の蟹ビーフン鍋に舌鼓を打ち、大頭海老のラクサ麺の濃厚な味わいを堪能しましょう。これらの料理はサバ州の活気ある食文化の真髄を伝え、旅行者皆を楽しませてくれます。
