人類が意識を発達させ、世界を探求し始めて以来、私たちの理解は常に謎と絡み合ってきました。説明できない現象を解明するため、私たちは神話や伝説に頼ることがよくあります。科学技術によって一部の神話は否定されましたが、現代科学の理解を超えた謎が依然として残っています。
地球の生命を巡る戦慄的な謎、魂の存在、広大な宇宙に人類だけなのかという疑問、タイムトラベルの可能性、異次元の存在、先史文明の痕跡、不可解な失踪事件など、超常現象の関与を疑わせる未解決事件が数多く存在します。ここでは世界で最も不可解な15の未解決ミステリーを紹介します。あなたが既に知っているものはあるでしょうか?
失われた文明と不可解な現象の謎めいた世界
第1位:アトランティス大陸

プラトンの対話篇『ティマイオス』に記述された「ヘラクレスの柱」の先に存在したとされるアトランティス。紀元前12,000年頃に繁栄したこの超古代文明は、現代を凌駕する技術を持ち、地震と大津波によって海中に沈んだと伝えられています。近年では「サハラの目」がその痕跡とする説も浮上しています。
第2位:ナスカの地上絵

1930年代後半にペルー南部で発見された500平方キロに及ぶ巨大な幾何学模様。サル、ハチドリ、クモ、シャチなど動植物を描いたこれらの地上絵は、上空からでなければ全体像が把握できないにも関わらず、完璧な精度で作成されています。当時のナスカ人がどのような技術を用いたのか、現代でも解明されていません。
第3位:イースター島とロンゴロンゴ文字

南太平洋に浮かぶイースター島に林立するモアイ像。11マイルも運ばれたこれらの巨石像に加え、未解読のロンゴロンゴ文字が刻まれた木片が発見されています。この文字が解読されれば、像の目的やラパヌイ文明崩壊の謎が明らかになると考えられています。
第4位:バミューダトライアングル

1918年に306名を乗せた米海軍艦サイクロプス号が消息を絶った北大西洋の魔の海域。タイムワープ説から磁場異常説、海底に眠るエジプトを超える巨大都市の存在まで、数々の奇説が飛び交う未解決の海難事故多発地帯です。
第5位:ファイストスの円盤

1908年にクレタ島で発見された紀元前2千年紀の粘土円盤。未知の象形文字が螺旋状に刻まれたこの遺物は、史上最初の組織的文明とされるミノア文明の急成長の鍵を握ると考えられていますが、未だ解読に至っていません。
不可解な事件と謎の人物たち
第6位:幽霊船オラン・メダンのSOS

1947年6月、マラッカ海峡でオランダ貨物船オラン・メダンから「全乗組員死亡」の悲痛な通信が。救助隊が発見したのは恐怖の表情を浮かべた無傷の遺体群でした。曳航中に発生した謎の火災により船体は爆発沈没し、真相は闇に葬られました。
第7位:トリノの聖骸布

磔刑後の男性の姿が浮かび上がるこの聖遺物は、放射性炭素年代測定により紀元1世紀のものと判明。イエスの復活を物語ると信じる者もいますが、画像の形成方法は現代科学でも再現不可能なままです。
第8位:ヴォイニッチ手稿

15世紀初頭に作成された未解読の暗号文書。新大陸の植物や未知の言語で記された生物学的・天文学的な図解は、現代の暗号解読技術をもってしても解明されていません。
第9位:サン・ジェルマン伯爵

17世紀末から1970年代まで、常に45歳前後の姿で歴史上の重要人物たちと接触した謎の人物。ヴォルテールが「不死身で全知の男」と評したその正体は、タイムトラベラーか、はたまた優れた詐欺師なのか、今も議論が続いています。
未解決犯罪と不可解な目撃事件
第10位:切り裂きジャック

1888年のロンドン・ホワイトチャペルで発生した連続殺人事件。被害者を残忍に解体する手法と、犯行直後に遺体が発見される不可解な状況から、単独犯説から組織犯説まで様々な説が飛び交う未解決事件です。
第11位:フィラデルフィア実験

1943年、米駆逐艦エルドリッジを対象に行われたとされる不可視化実験。白緑色の霧に包まれた艦は5分間消失し、再出現時には乗組員の身体融合や炭化現象が発生。ノーフォークでの目撃情報もあり、SFのような事件として語り継がれています。
第12位:未確認飛行物体目撃

1944年以降、連合軍・枢軸軍双方が報告した「フーファイター」と呼ばれる未確認飛行物体。ロズウェル事件やエリア51をはじめ、宇宙人誘拐説と相まって、地球外生命体の存在を巡る議論に火をつけ続けています。
海事ミステリーと未解決事件
第13位:マリー・セレスト号

1872年、ジブラルタル海峡近海で全速航行中の無人船として発見された商船。6ヶ月分の食料が残り、積荷も無傷だったにも関わらず、10名の乗組員が消息を絶ったまま。海事史上最大の謎の一つとされています。
第14位:ゾディアックキラー

1960年代後半にカリフォルニアを震撼させた連続殺人犯。暗号化された手紙を送りつけたことで知られ、Z408暗号以外は未解読のまま。被害者情報や犯行方法の手がかりが含まれている可能性が指摘されています。
第15位:D.B.クーパーハイジャック事件

1971年、パラシュートで脱出後消息を絶った航空機ハイジャック犯。20万ドルの身代金要求から紳士的な振る舞いまで、アメリカ史上唯一の未解決航空機ハイジャック事件として、現在もファンによる追跡調査が続いています。