揚げ魚とジャガイモ料理と言えば、イギリスのフィッシュ・アンド・チップスが有名ですが、中国では同じ材料が宮廷料理へと昇華します。皇帝にふさわしい牡丹魚のレシピをご紹介!
最近、厨房で新しい挑戦をしたい衝動に駆られていました。旧正月目前のこの時期、華やかで複雑な宮廷料理を再現する絶好の機会です。

牡丹魚のフィレは、その美しさと味わいが皇帝専用だった料理。普通の白身魚が花のような芸術作品に変身します。
一見複雑そうですが、適切な技術と忍耐力があれば意外と作れます。ポイントは鮮度、包丁さばき、正確な揚げ加減、根気、そして芸術的センスです。

牡丹魚フィレの作り方
材料:
- ソウギョ1匹(約1.5kg)鱗と内臓を処理済み
- 料理酒 大さじ1
- 長ネギ 1本(節切り)
- 生姜 3切れ
- 塩 大さじ1
- 片栗粉 大さじ2
- ジャガイモ 3個(マッシュポテト用)
- 黒胡椒 小さじ½
- マヨネーズ 大さじ2
- トマトソース 100g
- 砂糖 大さじ1
- 水 150ml
- 水溶き片栗粉 30ml(片栗粉:水=1:2)
- ニンジン千切り 少々(飾り用)
- セロリの葉 少々(ガーニッシュ)
手順:
ステップ1: 魚の下処理
1、ソウギョの頭と尾を切り落とし、中央で割ります。両側からフィレを取り出し、腹骨を取り除き皮を剥ぎます。

2、魚のフィレを3mmの厚さに薄切りにします。

3、魚の切り身を氷水+料理酒大さじ1+長ネギ+生姜+塩大さじ1に1時間浸し、臭みを取ります。

ステップ2: 花びら形成
1、水気を切り、各スライスに軽く片栗粉をまぶします。
2、麺棒で優しく叩き薄く延ばします。

3、縁を花びら形に整えます。

ステップ3: 完璧な揚げ加減
1、油を190°Cに熱し、箸で自然な曲線を作りながら1枚ずつ揚げます。

2、薄い金色になるまで揚げ、取り出します。
3、油温を220°Cに上げ、カリッと黄金色になるまで再揚げします。

ステップ4: マッシュポテト土台作り
1、ジャガイモの皮を剥き30分蒸します。

2、塩、黒胡椒、マヨネーズで味付けしマッシュします。

3、皿に小さな山形に成形します。
4、中央にニンジン千切りを花芯として挿します。
ステップ5: 盛り付け&仕上げ
1、揚げた魚のスライスをマッシュポテトの周りに花びら状に配置します。

2、セロリの葉で飾ります。
3、トマトソース、砂糖、塩を油で炒め、水と水溶き片栗粉でとろみをつけます。

4、仕上げにソースをかけます。

おまけ: 2品の簡単蒸し料理
手軽な代替メニューとして、これらの蒸し料理がおすすめ:
エビ味噌蒸しアサリ
材料:
- 新鮮なアサリ 600g
- 刻みネギ 1本
- 生姜 3切れ
- 料理酒 大さじ1
- エビ味噌 500g(エビを塩、白胡椒、料理酒でペースト状に)
作り方:
1、アサリをネギ、生姜、料理酒で口が開くまで茹でます。

2、各アサリにエビ味噌を詰めます。

3、中火で10分間蒸します。

もち米入り甘ナツメ
材料:
- 種抜きナツメ 200g
- 冷凍もち米団子 16個
- 桂花蜜 50ml
作り方:
- 各ナツメにもち米団子2個を詰めます
- 中火で10分間蒸します
- 仕上げに桂花蜜をかけます


総評: 五感を刺激する饗宴
この料理は単なる食事ではなく、職人技と忍耐、盛り付けの芸術です。特別な日のお祝いや新しい挑戦に最適な牡丹魚レシピは、きっと皆を驚かせるでしょう!
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