死は誰もが直面しなければならないものですが、多くの場合、最も予期せず不運な形で訪れます。レース中に亡くなる人もいれば、旅行中に命を落とす人、さらには宝くじ当選の過度の喜びが原因で死亡するケースさえ存在します。
死に至る方法は無数にありますが、今回は歴史上最も奇怪で恐ろしく、不運な8つの死亡事例を紹介します。
1. ピラニアに噛み殺された青年

201年、ボリビアのロサリオ・デル・ヤタ町で衝撃的な事件が発生しました。18歳の青年が酔った勢いでピラニアが生息する湖に飛び込み、出血多量で死亡したのです。調査の結果、漁師だったこの青年は自殺を図った可能性が指摘されました。ピラニアの人間への襲撃は稀ですが、この悲劇は彼らがいかに危険かを物語っています。
2. 長い髭が原因で転倒死した男性

16世紀、ハンス・スタイニンガーは世界最長(1.3m)の髭の持ち主として知られていました。彼が誇りにしていたこの髭が死因となったのです。普段は動きを妨げないよう巻いて袋に収めていましたが、ある日火事が発生した際、収納を忘れた髭に足を取られ転倒。首の骨を折り死亡しました。史上最も奇妙な死の一つと言えるでしょう。
3. ウェディングフォト撮影中に溺死した花嫁

モントリオール近郊のウアレアオ川で、30歳の女性が人気の「破れたウェディングドレス」スタイルの写真撮影中、水を吸ったドレスの重みに引きずられ溺死しました。助けを求める声を上げたものの、誰にも気付かれず悲劇的な最期を遂げたのです。
4. 自身の下着で絞殺された男性

オクラホマ州で起きたこの事件は、義息子が義父の下着で絞殺するという衝撃的なものでした。もみ合いで気を失った義息子は、意識を取り戻すと倒れている義父の下着で絞め殺したのです。検死結果では頭部の打撲に加え、窒息死が確認されました。
5. 誤って死亡宣告された女性

ロシアで医師の誤診により死亡宣告された女性が、葬儀中に棺桶で目覚めるという事件が発生しました。生き埋めになる恐怖で叫びを上げた女性はショックで心停止し、再び死亡。医療過誤が招いた悲劇的な事例です。
6. ライフガードパーティーで溺死した男性

ニューオーリンズで、長年水死者ゼロを記録したライフガードたちが開催したパーティーに参加した男性がプールで溺死。複数の有資格ライフガードが居たにも関わらず、誰も気付かないまま死亡が確認されました。訓練を受けた専門家でも危機を見逃すことがあるという皮肉な事例です。
7. 屋根から落下した牛に押し潰された男性

ジョアン・マリア・デ・ソウザが寝室で眠っていた時、急斜面を登った牛が屋根を突き破り落下。隣で寝ていた妻は軽傷で済みましたが、彼は牛の下敷きになり死亡しました。災害は最も予期せぬ形で訪れることを示す奇怪な事例です。
8. 火山に飛び込んだ古代ギリシャの哲学者

古代ギリシャの哲学者エンペドクレスは、自らを不死の神になると信じてシチリア島の火山に飛び込みました。当然ながら火山は彼の信念などお構いなし。焼死した彼を神と信じる者はいませんでしたが、皮肉にも後に海底火山にその名が付けられています。