エジプトは歴史、文化、伝統に富んだ国であり、現地の習慣を理解することは快適で敬意ある体験のために重要です。旅行前に心に留めておくべき7つのポイントをご紹介します：
1. 現地文化を尊重する
エジプトは宗教が深く根付き、伝統が重要な役割を果たす国です。公共の場では控えめな服装と礼儀正しい振る舞いが不可欠です。特に宗教施設訪問時は肌の露出を避けましょう。モスクや教会に入る際は現地の慣習に従い、体を適切に覆い、モスクでは靴を脱ぎます。これらの慣行は現地の宗教的・文化的価値観を反映しているため、配慮と敬意を示しましょう。
2. 食文化
エジプト料理は米、鶏肉、魚、グリル肉、サラダ、スープ、ペイストリーが中心です。伝統的な詰め物料理や肉巻きは必食です。ただし国民の大多数がムスリムのため、豚肉とアルコールは禁忌です。不快感を与えないよう注文を避けましょう。また水道水は飲用に適さず胃腸障害の原因となるため、ミネラルウォーターを利用してください。 
3. 通貨
現地通貨はエジプト・ポンド（EGP）です。クレジットカードは主要施設で利用可能ですが手数料が加算される場合があります。ユーロ、米ドル、英ポンドも流通していますが、小額取引には現地通貨を準備しましょう。
4. 言語と宗教
公用語はアラビア語ですが観光地では英語が通じます。人口の90%がスンニ派イスラム教徒、9%がコプト正教会を中心とするキリスト教徒、1%がその他の宗教を信仰しています。
5. 気候
夏季は40℃を超える乾燥した暑さ、冬季は18-23℃で夜間は冷え込みます。砂漠地帯では気温差が激しいため、温度調節可能な服装が必要です。強い日差しには常に注意が必要です。
6. 日焼け対策
サンゴ礁に優しい高SPFの日焼け止めを携帯し、帽子、サングラス、長袖の着用を心がけましょう。日陰を利用して紫外線から肌を守ってください。
7. 予防接種
黄熱病流行地域からの入国でない限り必須接種はありませんが、破傷風やポリオなどの定期接種を確認してください。渡航6週間前までに専門家に相談を。地方部では狂犬病が存在するため、野生動物には近づかないでください。長期滞在の場合は予防接種を検討しましょう。
注意：黄熱病リスク国からの渡航者、または該当地域の空港で12時間以上経由する場合は予防接種証明書が必要です。
